通常であれば、大きな開口部は断熱性や夏の日射熱の取得といった面において不利に働いてしまいますが、メタフィスハウスでは、建物にアルコーブを造り、窓を外周より奥へ控えることで、夏の高い日射は遮り、冬は低い日射を取り入れる設計となっています。高性能木製サッシ（熱貫流率:0.80W/㎡K）に加え、トリプルガラス（日射熱取得率0.316W/㎡）を採用する事で、国内最高レベルの高断熱高気密住宅でありながら、解放性のある広々としたリビングを実現することができました。
モデルハウス
このキッチンは、床座りに適さないキッチン高を段差をつけて解決しています。これにより、小さな子供でも一緒にお菓子作りをしたりなど、キッチンでの作業に参加できる事を可能にしました。またリビングの床に座っている人とも、目線の高さが合う様に設計されています。
人とのコミュニケーションを重視した1階とは真逆に、2階は住む人のみに解放されたプライベート空間。檜と光の浴室、漆喰棚に重ねられているタオル、広いトップライトのパウダールーム、蚊帳のある檜のベッド、書斎、らせん階段など、壁で塞がず視覚要素にすることで、中に向けて解放された癒しの要素を個々に調和させることができる。また、将来の家族の成長に合わせた間仕切りを考えていく事で、快適さを住み手によって作り上げ、能動性を換起する計画としました。
都市部で広い庭を持ち、屋上菜園で野菜やハーブを育て、ガーデンキッチンでの料理をソファに座って味わう。昼下がりのゆったりとした読書も、夕方からの友人を招いてのパーティも。こういった非日常のスロースタイルが、私たちを癒し、豊かさに溢れた暮らし方の可能性を包んでくれます。
